ただただ経営戦略に関する内容を掲載しても、結局どれから手をつけていいのかわからなくなるため、何はともあれ、これだけはまずやって頂きたいというものを厳選しサイトに掲載していきたいと思います。
【記事掲載日】 2015/4/15
【記事の対象者】 中小企業様のうち”他にはない”どこよりも手軽に使える経営戦略のエッセンスを知りたいと考えていらっしゃる方向け
2分18秒で読めます。
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昨年開催した弊社のセミナー「事業計画書」にて少しお話しましたが、経営には”掛け算思考”が大切と弊社は考えています。
色んな所で掛け算思考が当てはまります。
例えば 考え方×実行力
言われれば当たり前の式ですが、これを自社・自分に当てはめてみると思ったほどできていない部分が多いのではないでしょうか。
行動しているが結果が伴わない
➡ 正しい考え方ではなかった
また考え方はあっており、毎年色んな施策・目標を立てるが業績が変わらない
➡施策・目標を色々考えるが行動が不十分、もしくは、数日経つと辞めてしまう
などなど
やはり思っている以上に行動に移し、継続して実行するのは大変です。だからこそ、行動に移し継続するだけでも十分な価値があるのだと思います。
実際、掛け算思考のたとえ話として“考え方×実行力”と言っても、良く聞く話であり明日から何をすればいいのかよくわからないと思いますので、掛け算思考がもっと理解しやすい話をします。
例えば魚津市にある美容室A店の場合
以下のような掛け算思考で経営戦略を考えていきます。
まずお客がA店を”知る”
×
次にお客がA店に”行ってみたいと思う”
×
次にお客がA店に”実際に”来る
×
次にお客がA店のサービスを受け”また来たいと思う”
×
次にお客がA店に”また来る”
×
次に“採算が合う”価格設定
会社の業績がよくなるためには、少なくとも上記の流れで経営戦略を考えていく必要があります。
上記の流れを見れば美容師の腕が良いだけでは業績が良くならないことがわかるのではないでしょうか。どんなに腕が良くてもお客に存在を知られていなければ来店してもらえません。また、どんなにお客が入っても原価を正しく計算しておらず、価格設定を間違えれば業績は良くなりません。
これが、掛け算思考の”本質”です。サービスをどれだけ良くしても他の要素が欠けていれば全てが0となります。
➡つまり、お客と出会いリピーターになって頂くまでの流れをしっかり把握し、全くできていない要素をなくしていくバランスが大切です。
是非一度皆さんの事業を上記プロセスに当てはめて見て下さい。
見えなかった問題がより整理され、次の改善策を打ち出し易くなるのではないでしょうか。
次回は、1週間後を目安に上記掛け算思考をベースとした経営戦略のイメージを伝えて行きたいと思います。
〜それでは、アドバンスそして未来へ〜