ただただ経営戦略に関する内容を掲載しても、結局どれから手をつけていいのかわからなくなるため、何はともあれ、これだけはまずやって頂きたいというものを厳選しサイトに掲載していきたいと思います。
【記事掲載日】 2015/7/20
【記事の対象者】 中小企業様のうち”他にはない”どこよりも手軽に使える経営戦略のエッセンスを知りたいと考えていらっしゃる方向け
2分13秒で読めます。
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経営戦略シリーズ第4回
< 経営=掛け算思考? >
〜実はシンプル。問題が見えてくる話 その2〜
経営戦略シリーズ第1回で「次回は掛け算思考をベースとした経営戦略のイメージを説明していきます」とお伝えしました。
その際に下記美容室の例を挙げました。
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例えば魚津市にA美容室があるとします。
その場合、以下のような掛け算思考で経営戦略を考えていきます。
まずお客がA店を”知る”
×
次にお客がA店に”行ってみたいと思う”
×
次にお客がA店に”実際に”来る
×
次にお客がA店のサービスを受け”また来たいと思う”
×
次にお客がA店に”また来る”
×
次に“採算が合う”価格設定
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そこで、今回は上記流れのうち「お客がA店に”行ってみたいと思う”」という段階についてお話ししていきたいと思います。
例えば皆さんが、前回お話しした4つのルートを通じてA美容室の存在を知った”瞬間”何を感じるでしょうか。
(口コミ以外のルートの場合)
1へ〜こんなお店があったんだ〜(特に関心なし)
2どんな感じのお店なんだろう〜
3なんか良さそうな雰囲気・外観
4初回半額クーポンついててお得そうだから1回くらい行ってみようかな
5えーフェイスマッサージが無料でついてくるんだ〜
口コミ以外の場合、皆さんがあるお店の存在を知った”瞬間”感じることはだいたい上記のようなものだと思います。
この一瞬の間に皆さんはそのお店を判断しているわけですが、ここで重要なことは判断している
皆さんはお店のサービス・商品を知らない状況でそのお店を判断しているということです。
もう一度言います。初めてのお客さんは事業者の方が時間をかけて築き上げてきたサービス・商
品を見ずにそのお店の良し悪しを判断してしまっています。
これは言われてみれば当たり前ですが、サービス・商品を毎日見ている事業者はどうしてもサー
ビス・商品が原因だと考えてしまう傾向にあります。
だから、世の中にはすごいサービス・商品があるにもかかわらず人気がでないお店があったり、
言うほど特別いいサービス・商品があるわけではないにもかかわらずお客が来るお店が存在します。
是非一度、皆さんのお店の商品・サービスを知らないお客の立場に立って、皆さんのお店はパッ
と見てどんなお店に見えるのかチェックしてみてください。そこで他社と比べて特に違いがわか
らないようなら、そこに収益改善のヒントがあります。
※今日から新しい商品・お店を見つけて行ってみたい・美味しそうと思った時は、どうしてそう思ったのか少し考えてみると参考になるでしょう。
今日のキーワード
「皆さんのお店はパッと見てどんなお店に見えるのか?」
次回は(口コミルートの場合)について書いていきたいと思います。
それでは、お楽しみに。
それでは、アドバンスそして未来へ〜